ここまでで、プログラミングをするために退職したいけれど、その後のお金を稼ぐ手段として転職という方法を採るのは難しそう、というところまでは分かりました。
それでどうしたのか?
株のシステムトレードでお金を作ることにしました。
もともと裁量トレードはしていたのですが、大損したこともあって、2011年頃からシステムトレードに転向しました。プログラミングで直接的に稼げるという点にハマってしまい、自作システムを「小人さん」と名付けてコツコツと開発を続けてきました。
下のツイートは開発を始めた頃のものですが、これを見ると、心が満たされない仕事を終電間際までしてから帰宅後に「小人さん」の開発をする、という生活をしていたことが伺えます。我ながらこんな無茶なことをよくやっていたと思います。
気持ちを満たすために帰ってからプログラム書こうかな。システムトレードの検証の続き。
— ksudo (@ksudo) 2011年8月29日
やがて、会社の仕事は程々にこなしながら余剰リソースは「小人さん」の開発に投入する、というのが人生の基本戦略になりました。基本戦略が定まったおかげで、身の処し方がシンプルになったのは良かったです。
さて、10年近くも開発していると「小人さん」も強くなるもので、徐々に資産が増えるようになりました。そして、今年に入ってからの高ボラティリティ相場にも助けられて、遂に資産が目標額に到達しました。これにより、今後は資産をもとに生活費ぐらいは稼げる目処が立ったため、退職することにしたという次第です。
以上、3回にわたって、退職の経緯をまとめてみました。退職により会社生活は一区切りつきましたので、今後は新たなことで頑張っていこうと思います。
(終わり)